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【違いが判らないと労災発生!?】サンダー、セーバーソー、ガス溶断など金属切断工具の特徴、比較【これを読めば作業者に適切な指示が出せる】

サンダーを使う人

現場の安全管理が仕事の若手社会人の方、

「安全管理の仕事で工事業者から使用工具を聞いたけど、どんな工具なのか何が危険なのか分からない。」

そんな悩みを解決します!

気持ちはわかります。

私も現場安全管理業務を始める前は例えば「セーバーソー」「ハンドソー」「サンダー」等の工具を聞いてもそれがどういうものなのか分かりませんでした。

そのためその工具を使用する際に必要な安全保護具が何なのかもわからず工事業者に保護具の使用を支持することができませんでした。

私は現場の工事の安全管理を8年間経験してきました。

その中で色々な工具のリスクそれから工事ごとの推奨工具などを経験しそれを工事業者に伝えることで労働災害を0件に抑えることができています。

溶接に関しては、こちらの記事を見てみてください

https://engineerwisemethod.com/entry/2017/04/17/125527

作業者が使いたい工具と管理者が使わせたい工具は違う

管理者

作業者が使いたい工具と管理者が使わせたい工具は違う。

これを理解していないと施工管理は難しいです

作業者は早く楽に作業をこなしたい。

管理者はとにかく労災を起こさないでほしい。

この意見対立を乗り換えないと工事を0災で終えることは難しいです。

セーバーソー(レシプロソー)

セーバーソーを使う人

・比較的取り回しが良い
・火花が飛ばない
・保護具はゴーグルと保護手袋

セーバーソーは火花を飛ばすことなく配管等の金属を切ることができる工具です。

充電式を使用することによりコード等の接続も必要なく配管を切断できるため現場にて対応されている工具です。

変えた歯などが現場に散乱しそれをきれいに片付け(2S)することも安全工程管理上工事業者への指示が必要な事項となります。

施工管理のポイント

・替え刃が散乱していないか
・保護具(保護手袋、ゴーグル)は使用しているか

サンダー、グラインダー

サンダーでの切断作業

・サンダーは軽くて小さくて便利
・充電式サンダーは作業者に大人気
・火花が飛ぶ
・安全カバーが必要
・面体を付けるぐらいしてほしい

サンダーは火花を飛ばしながら配管等の金属を切ることができます。

工具の重さが軽いため取り回しが便利で工事業者には好かれる傾向にある工具です。

しかし、しっかり手元の安全カバーが付いているかどうかを確認しないと回転刃による切創が多発する工具です。

上の写真のようなサンダーは「カバー無」です。絶対使わせてはいけません。

下の写真のような「カバー有」を使いましょう

サンダーの安全カバー

リスクが高い工具のためサンダーと聞いたら集中して注意するようにしましょう。

特に跳ね返りによる作業者の労災が多い。

火花を飛ばす工具ですから養生シートやカーボンシートを使って養生してあげる必要があります。

また安全通路近くや人が通行する通路の上部での切削作業で火花を散らすことは安全通路上の安全を確保できなくなってしまいます。

ためそういった人がよく通行するところ付近での作業には集中して対策をしてもらう。

発注側で責任を持って現地を確認することが必要になってきます。

施工管理のポイント

・安全カバーが付いた工具か
・火花飛散対策は出来ているか
・保護具(手袋、ゴーグル)は使用しているか

ロータリーバンドソー(バンドソー)

バンドソーを使う人

・バンドソーは重い
・火花が飛ばない
・安全カバーついており安全
・保護具は保護手袋とゴーグル

ロータリーバンドソーは切断面以外にカバーがかかっている工具です。

配管の切断などには非常にリスクが低く安全な工具と言えます。

しかしカバーが多いため機器自体がの重量が重く工事業者には敬遠される傾向にあります。

ロータリーバンドソーも火花を飛ばすことなく配管が切れるため近くの引火物に引火する等の危険がなくリスクが低い工具と言えます。

施工管理のポイント

・保護具(手袋、ゴーグル)は使用しているか

ガス溶断

ガス溶断作業の写真

・ボンベの持ち運びやトーチに繋がったホースがジャマ
・火花が飛ぶので火花養生が必要
・保護具は面体、保護手袋

アセチレンボンベは立てて保管使用する必要があります。

なぜなら容器の中の溶剤が流れ出て危険だからですまたガスをガス溶断を行う部分。。

施工管理のポイント

・ボンベは立てて使用されているか
・火花飛散対策は出来ているか
・保護具(手袋、面体)は使用しているか

丸ノコ

丸ノコを使う人

・金属の切断にはあまり使われない。
・火花が飛ぶ
・安全カバーが必要
・保護具は保護手袋、ゴーグル、防じんマスク

木材の切断にはよく使われる工具です。

たまに現場で見ますのでポイントを紹介しておきます

施工管理のポイント

・安全カバーが付いた工具か
・保護具(手袋、ゴーグル、防じんマスク)は使用しているか

手ノコ

手ノコの写真

・疲れるので作業者には嫌われる
・火花が絶対出ない
・保護具は保護手袋、ゴーグル

火気厳禁エリアや可燃物配管の切断にはよく使われる工具です。

これの使用を作業者に指示すると基本的に嫌がられます

施工管理のポイント

・作業者を疲れさせるので熱中症のケア
・保護具(手袋、ゴーグル)が必要

まとめ

私の現場への指示としては

原則バンドソーを使ってほしい。時点でセーバーソー。サンダーは使わないに越したことはない。

配管ではなくタンクとかを解体するならガス溶断も(しょうがないから)許可