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アスベスト(石綿)レベル3は届出不要!?【届出漏れで逮捕されるのはあなたです】

アスベスト(石綿)レベル3は 届出不要!
施工管理
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担当案件でアスベスト撤去があるけど届出が要るかどうかわからない
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アスベスト作業の「レベル」って何?

そんな悩みを解決します。

私が役所に相談したときは「レベル3でも届出が必要」でした

結論から申し上げますと

結論

アスベスト作業レベル3の届出は不要

但し、切断を伴う場合は要相談

です。

アスベストの届出漏れは3ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金ですので正しい知識を身につけましょう。

金額よりも怖いのは会社の信用失墜+首になることですかね。

この記事を読んで届出が必要か、不要か微妙なところの案件を見分けられるようになりましょう。

本記事では

✔アスベストの作業レベルとは

✔アスベスト作業レベル3は届出不要か

をご説明します。

✔アスベスト解体工事のプロジェクトマネージャー経験済

✔官公庁への届出経験済

✔公害防止管理者大気1種取得

アスベストの作業レベルとは

アスベストには、その飛散の量を示すバロメーターとして『レベル』というものがあります。

アスベストを使用した建材にも、石膏などに混ぜ込まれているもの、高い濃度で天井にむき出しで吹き付けられているものなど、非常に様々な形態があります。

その形態によって、人体に悪影響を及ぼす繊維が浮遊する量は違います。それを計るものさしとして、アスベストの飛散レベルは3段階に分かれています。

アスベスト作業レベル1

最も飛散レベルが高く、扱いや撤去には厳重な対策が必要なのがレベル1です。

吹き付けアスベストがこの代表で、耐火建築物の梁や柱、エレベーター周り、ビルの機械室やボイラー室の天井・壁、立体駐車場や体育館などの天井・壁などです。

湿度や温度のコントロールが必要な場所、耐火建築物などによく使われています。

作業前には事前調査を行い、労働基準監督署へ「工事計画届」と「建物解体等作業届」の提出が必要です、

また、都道府県庁へ「特定粉じん排出等作業届」と「建設リサイクル法の事前届」の提出が必要です。

作業にあたっては、お知らせの看板を掲示し周囲へ告知すると共に、湿潤化や作業場の清掃を徹底、前室の設置、負圧除じん機の設置などにより、飛散防止をすることが義務付けられています。

更に、作業員への特別教育や保護具の装着も義務付けられています。

アスベスト作業レベル2

石綿含有保温材や耐火被覆材、断熱材として配管に巻きつけられているアスベストなどがレベル2に該当します。

シート状に巻き付けられているため、レベル1に比べると危険性は下がりますが、アスベスト含有濃度はそれなりに高く、建材自体が軽量化されていることが多いので壊れやすくなっており、飛散危険度は決して低くありません。

ボイラー本体・配管・空調ダクトの保温材、建築物の柱・梁・壁の耐火被覆材、屋根用折板裏断熱材、煙突用断熱材として使用されています。

レベル1と同様に工事前の届出と、周囲への注意喚起、飛散防止、作業員の保護が義務付けられています。

レベル1との違いは、「労働基準監督署宛の工事計画届出がない」、「保護具がやや簡易的なものへと変わる」等があります。

アスベスト作業レベル3

レベル1やレベル2に該当しない、成形板等の石綿含有建材がレベル3に該当します。瓦やボードなどにアスベストが練り込まれた硬くて密度の高い成形板が代表的です。

割れにくい建材なので注意をして取り外しを行えば、飛散のリスクは低いといえます。

建築物の屋根材や外壁材、建築物の天井・壁・床などに内装材として使われる石綿含有成形板、ビニール床タイルなどです。

必要な対策
事前調査は必要ですが、労基署や都道府県宛の届出は不要となります。また、周囲への注意喚起や建材の湿潤化は必要ですが、隔離養生や前室の設置などは必要ありません。

作業員の保護具もより簡易的なものとなります。

アスベスト作業レベル3は届出不要か

下の図をご覧ください。

厚生労働省の資料です。環境省管轄の部分と国土交通省管轄の部分も載っていて非常に見やすい資料になっています。

この資料からレベル3は届け出が不要なことが分かります。

 

アスベストレベル比較表

画像出典:石綿を含有する建築物の解体等に係る届出について

アスベストの届出に関する法律

アスベストの届出 大気汚染防止法

特定粉じん排出等作業を伴う建設工事(以下「特定工事」という。)
を施工しようとする者は、特定粉じん排出等作業の開始の日の十四日前までに、
環境省令で定めるところにより、次に掲げる事項を都道府県知事に届け出なけれ
ばならない。ただし、災害その他非常の事態の発生により特定粉じん排出等作業
を緊急に行う必要がある場合は、この限りでない。

大気汚染防止法 第18条の15

ここでの「14日」とは届出の日の次の日からは工事開始日の前日。つまり中14日です!14日経たないと足場工事などアスベストと関係ないところの工事も出来ません!

アスベストの届出 労働安全衛生法

事業者は、次に掲げる作業を行うときは、あらかじめ、様式第一号による
届書に当該作業に係る建築物、工作物又は船舶の概要を示す図面を添えて、当該
事業場の所在地を管轄する労働基準監督署長(以下「所轄労働基準監督署長」と
いう。)に提出しなければならない。

石綿障害予防規則 第5条

労基への届出は発注者は同行の必要がなく、請負先が届出を行います。

まとめ

本記事では

✔アスベストの作業レベルとは

✔アスベスト作業レベル3は届出不要か

をご説明致しました。

結論

アスベスト作業レベル3の届出は不要

但し、切断を伴う場合は要相談