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ユニック、レッカー、ラフターの違いを写真付きで解説【ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーン、クローラクレーン、カニクレーン】

ユニックの写真

施工業者と施工内容の打ち合わせをしているけどクレーンの名前が色々出すぎて、どんなクレーンを使うのか全然わからない

そんな悩みはありませんか。

この記事は

こんな人に読んで欲しい

・社会人になりたてで施工管理を始めた新社会人の皆さん。

・開発畑や研究畑から異動をして設備屋になり工事管理の業務を新たに始められた皆さん

に向けての記事となります。

施工業者に自分が無知なのをバレたくないあまりについつい知ったかぶりをしてしまう

そんな経験は誰しもあると思います。

その気持ちすごくわかります。

私も施工会社との打ち合わせを始めた時にはレッカー車ということだけしか分からなくて他の知ったかぶりして打ち合わせしてしまっていました。

いざ作業当日になってどデカいクレーンが来て周辺工事を予定外に止めてしまった経験があります。

この記事では各クレーンの特徴や施工管理側としてどのようなことに注意していればいいかをご説明いたします。

・各クレーンの特徴
・施工管理上注意すること

他にもゲンバ独特の知識をわかりやすくまとめた記事を作っていますので読んでみてください。

https://engineerwisemethod.com/entry/2017/04/17/125527

https://engineerwisemethod.com/entry/2019/12/31/065820

トラッククレーン(通称:ユニック)

ユニックの写真

一般的に現場ではトラッククレーンのメーカーである「ユニック」という呼び名が使われます

ユニックは荷物を載せてくる、また現場から乗せて帰る、荷物を吊ることもできる。

とても便利な車両になります。

また移動も自由にできる操作性機動性に富んでいるというところから多種多様な現場で使われている車両になります。

ラフテレーンクレーン(通称:レッカー、ラフター)

レッカーの写真

「レッカー」これは現場で使われる特別な言葉かもしれません。

一般的にレッカー車といえば違反駐車車両を持っていくような車をイメージされる方が多いと思います。

工事業界ではレッカーとはラフテレーンクレーンの通称となります。

「ラフター」と呼んだりもします。

一つの運転席でクレーン作業と走行を行うことができる車とです。

リスクがあるポイントとしてはレッカー車はアウトリガーを張り出して荷物の荷重を支えるという構造をしています。

そのためアウトリガーの先に配管が埋まっていた場合配管を破損させてしまう可能性があります。

また車両自体はそこまで重くないため重いものを吊り上げた場合運ぶことができる半径や頭が決まっています。

それをしっかり事前に確認しておけるかどうかがレッカー作業の大きなポイントとなります。

施工管理上のポイント

・工場からゲンバまでの入退場ルート

・吊るものの重さとレッカーからの距離

・レッカーと荷物を載せてくるトラックの配置

・埋設配管

クローラークレーン

クローラークレーン

クローラークレーンは戦車のキャタピラのようなものの上にクレーンが載っている車両となります。

走行速度が1~3 km/h と極めて遅く行動の走行には適しません。

施工管理上のポイント

・工場からゲンバまでの入退場ルート

・吊るものの重さとレッカーからの距離

・レッカーと荷物を載せてくるトラックの配置

・埋設配管

組み立て用地の確保

ホイール式に比べて左右のキャタピラの接地面積が広いため、安定性に優れ軟弱な地盤や整地してない場所でも走行することができます。

クローラークレーンに関しては地面との接地面が広いため配管破損等の可能性は車輪があるクレーンよりは低くなります。

しかし車両自体の回転半径とがひろくかかってしまうまた入場スペース退場スペースをかなり広く確保しないといけないため取り回しが難しいクレーンになります。

オールテレーンクレーン

オールテレーンクレーン
現場では200 T レッカー150 T レッカー等と通称で呼ばれることがあります。

こちらのレッカーは自分で走行することができます。

しかし、大きすぎる車両のため、このままでは公道を走ることができません。

下側のトラック部分とクレーン部分を別々で持ってきて現場で組み立てて使用するクレーンになります。

そのためオールテレーンクレーンが現場に入場する日程には60 T レッカークラスがプラス2台付いてくることが多いです。

施工管理上のポイント

・工場からゲンバまでの入退場ルート

・吊るものの重さとレッカーからの距離

・レッカーと荷物を載せてくるトラックの配置

・埋設配管

組み立て用地の確保

入退場の支障になる設備の撤去

ゲンバで組み立てるタイプのクレーンの場合注意が必要です。

というのも工事は8時から作業を始めることが多いので6時や5時からクレーンの組み立て作業を始めなければなりません。

ここで気をつけないといけないのは組み立てのための用地の手配です。

工場内になかなかオールテレーンクレーンを組み立てるような広い場所はありません。

自分の部署にあればいいですが、他部署との共用の場所の場合は近隣部署への根回しがあらかじめ必要になってきます。

また小さい工場であればオールテレーンクレーンが通れるような門、通路がないという場合もあります。

その場合周囲の柵や機械などを移動させる必要があります。

入場の支障になる設備の一時撤去もオールテレーンクレーン入場の日程に合わせてしておく必要があります。

カニクレーン

カニクレーンの写真

なんと、「カニクレーン」が正式名称です。冗談みたいな名前ですが、現場でよく見ます。

なぜかというと、ものすごくコンパクトになるので狭い場所でも入っていけるからです。小さい型式だと人間用のドアを通ることができます。

(アパートなどの一般的な玄関のドアをイメージしてください)

四本の足を折りたたむことによりコンパクトになるんです

重いものを吊り上げるときには四本の足を大きく広げて支えます。

施工管理上のポイント

・工場からゲンバまでの入退場ルート

・吊るものの重さとレッカーからの距離

・レッカーと荷物を載せてくるトラックの配置

・埋設配管

まとめ

今回ご紹介した車両を覚えておけば、クレーン作業はマスターです。

自分の担当工事でクレーン作業がある場合には「クレーン作業施工計画書」を提出してもらいましょう。

ここにボックスタイトルを入力

・入退場ルート

・吊荷の重さ

・レッカー停車位置

・つり込み位置

・物流トラック停車位置

クレーンには吊荷の重さごとに、どこまでブームを伸ばせるかが決まっています。

計画書には吊荷の重さ、レッカー停車位置、つり込み位置、物流トラック停車位置を記載してもらいましょう。

レッカーがブームを伸ばし過ぎると倒れます。